CURRY DIARY(・x・)

カレーにまつわる日記です。gooブログで20年以上更新してきましたが、サ終で移転しました。

ケララの風のランチミールスを食べ納めてきました

ケララこんばんは。

既報の通り、2011年5月末で大森の南インド料理店、ケララの風が閉店になりました。
サイトを見ると「2011年5月30日 ケララの風、一旦閉店します。」と書かれてあります。
今後についてはネットなどで色々書かれてありましたが、公式に発表されていない情報なのであまり期待をもたずに、というのが正しいのかなと思います。

それでもやはり食べ納めで、5月中旬の日曜日のランチに訪問してきました。



入れなかったらどうしようかと不安を抱えつつ、12時頃にお店に到着しました。
行列などはなく、とりあえずカウンターに着席できました。
それでも私の後に数人が来て、すぐに満席で行列になりました。

お目当てのランチミールスが運ばれてきました。
サイドメニューのヨーグルトとピクルス(各100円)も注文しました。



ご飯の脇に添えてあるのがピクルスです。
これが食べ納めかと思うと、もっと通っておけばよかったと思いました。
カレー食べ歩きブログの端くれをやっていますが、こういう時いつも後悔します。
それでも楽しみにいただきました。

思えばミールスについては、ここケララの風が1番詳しく説明されています。

☆たいていの日本料理がご飯とおかずを口に入れて味を作る(口内調味)のに対し、ミールスはプレート上で混ぜて自分好みの味を作って食べる料理です。
☆味見は別として、おかずだけ、ご飯だけというふうに別々に口に入れないようにしてください。
☆複数のおかずが混じりあってもかまいません。積極的に混ぜ合わせることにより自分好みの味を作り出してください。
(ランチミールスの店内配布ちらしの食べ方より引用)

これだけ詳しい説明は、南インド料理への深い知識と愛情をもつ沼尻さんだからこそ出来たことでしょう。
インド人のオーナー、シェフのお店ではここまできちんと説明することは難しいと思います。
南インド料理が沢山の方に理解してもらう上で、ケララの風が果たした役割はとても大きかったと思います。

サイドメニューのヨーグルトは、ミールスにはプレーンヨーグルトがないとしっくり来ない私にはとても嬉しいです。
しっかりご飯にかけて、いただきました。
また、ピクルスが衝撃的な美味しさでした。
かぼすを使った自家製ピクルスとのことですが、市販の瓶入りのマンゴーとかのピクルスとは味の優しさが全然違います。



もちろん右手でガッツリといただきました。
店内にちゃんと洗面所があるので、お手洗いまで手食した手で行くよりも抵抗なく手食できます。
こういうさりげない点や店内の造りなども、とてもよく考えられていたと思います。



待っているお客さんがいて、私がお替わりすることで売り切れなどになったら申し訳ないという気持ちがありつつも、フルセットをお替わりしてしまいました(´・ω・`)
本当に最強のコストパフォーマンスだと思います。
しかも食後に全然もたれないのも嬉しいです。

 

食後のミルクティで食べ納めも終了です。
沼尻さんがお忙しそうにしながら「閉店のお知らせにびっくりしました」というお客さんに対して、冗談半分の返事をされていたのが印象的でした。

帰る頃には、お店の外にまで行列が出来ていました。
残念ではありますが、またいつかどこかでこの味がいただけたら嬉しく思います。

沼尻さん、約3年間本当にお疲れさまでした。
まずはゆっくりお身体を休めてください。

それでは、失礼します。

【過去記事】

ムットさん一家と行くカレーツアー in ケララの風(2008.09.21)

お盆カレーその2:ケララの風(2008.08.29)←店舗情報載せてマス