CURRY DIARY(・x・)

カレーにまつわる日記です。gooブログで20年以上更新してきましたが、サ終で移転しました。

FU○K CCCD(`Д´#)

こんばんは。

昨年9月末くらいにAVEXなどのレコード会社が
コピーコントロールCD(以下CCCD)の
運用弾力化について
発表しました。
みなさんはCCCDについてどのくらい知識がおありでしょうか。

私も最初はよく知らないで「コピーができないCDなんでしょ」
程度にしか考えていませんでした。
「アーティストの権利を守る」「音楽業界の為に」
声高に始まったCCCDなので「是」だと思ってました。

ところが、よくよく調べてみるとコレってとんでもない代物だと分かりました。
例によって長くなりますが…。
あと、私も完全に理解している訳ではありませんのでおかしいところが
ありましたらご了承ください。

そもそもCCCDとはどういうものかというと、通常の音楽CDには音楽データを
デジタル信号で記録してあり、それをプレーヤー側のレンズ部で読み取って
音声出力しています。

それに対してCCCDは読み込み時に読み込みエラーが起こる(起こりやすい)ように、
わざと一部のデータをいじってエラー信号などを組み込んであります。
その為、プレーヤー側のレンズ部が同じ信号の部分を何度も往復したり、
飛んだりしてしまう可能性があります。

これにより「一部のパソコン・ゲーム機などで再生ができない場合があります」
という状態が作られている訳ですが、そもそもパソコン・ゲーム機での再生に
不具合が起こり得るものが、オーディオプレーヤーで問題なく再生できる
はずがありません。
実はプレーヤーにも相当な負荷がかかっているのです。

安いミニコンポなどでCCCDを再生していると、壊れて通常のCDも再生
できなくなった。という報告を聞いた事もあります。
ここからが問題なのですが、ここで修理に出すとします。
しかし、CCCDとは本来の音楽CDの規格に外れるもので、
結論を言うと音楽CDではありません。

これがどういう事かと言うと、機器販売メーカーは
「あなたが勝手に音楽CDでないものを再生して
 壊したのだから保証は効きません」
と言ってきます。

つまり、自己責任って事?知らないで買ってきたアーティストの曲を
聴いていただけなのに壊れたらアンタのせい、ってあまりに理不尽では?

さらにCCCDは音楽CDに比べてデジタル信号を読み取るのに
負荷がかかる為か、音質が悪くなります。
宇多田ヒカルのアルバムも当初CCCDを予定していたそうですが、
聴き比べた宇多田パパが「こんなに音質が悪くなるなら現時点では
CCCDでの発売はできない」と言って普通の音楽CDで発売したそうです。

もちろんレコーディング機材など何百万円もするもので聴いたり、
両方を聴き比べる事は一般消費者には出来ませんのでどのくらい違うのかを
判断する事はできません。
「CCCDで音質が劣化してもユーザーの手元に届いた
 状態の音がアーティストの音。
 あなたたちは音質を聴いているのではなく音楽を
 聴いているんです」
というレコード会社もありました。

アーティストからしたら頑張って作った音がそんなになるんだったら
最初から安っちい音にしておこう、となってもおかしくない事態です。
こんな事がまかり通っていたら邦楽の質も右肩下がりで、
ユーザーの耳はどんどん腐っていくばかりですよ。

そもそも「コピーばかりが横行して売れないからこうした」
と言ってますが、昔みたいに何百万枚も売れたのが異常です。
今は当時だったら50位にも入らないくらいの売り上げでも
10位内に入ってしまう状態です。
しかも10位内は企画ものとかのつまらない曲ばかりですし。

いろいろ知ってから、CCCDかどうかをまず確認してから買うように
しています。
前から好きだったアーティストがCCCDになっていたので
買うのを断念した事もあります。

売れないからCCCDなんて規格外のもので発売する。
これって結局はユーザーにツケが回ってきてますよね。
正直売れないような曲しか作っていない邦楽業界に問題があるのでは。
アーティストの権利を守るって言うんなら、印税の%を
少しは上げてみろってんだ。

本当に良い曲だったら買うっての。
ユーザーなめんな!(`Д´#)
って思います。

私は音楽好きです。
私は、CCCD買わない(緒方拳調)

それでは、長文本当に失礼しました。

【関連記事】

CCCDに反対な人のページ こちらに詳しく記載されています。